アズナブルとは?

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[ 179] MUDDY WALKERS|シャア・アズナブルとは何者か
[引用サイト] http://www.biwa.ne.jp/~souji-m/PE/PSYCHO/g-ad-2.html
シャア・アズナブルはジオン軍の青年将校である。赤いモビルスーツを駆使して「ルウム戦役」と呼ばれる連邦軍との一戦で5隻もの戦艦を沈め、「赤い彗星」と恐れられるようになった。「機動戦士ガンダム」の物語は、彼の率いる一隊が、ゲリラ掃討作戦に成功し基地へ帰還する途中で、何らかの兆候を察知して連邦の新造コロニー<サイド7>を偵察するところから始まる。 デニム、ジーン、スレンダーの偵察隊3人はここで連邦軍が極秘裏に開発していた新型モビルスーツ・ガンダムを発見。一人が戦功を焦ってこれを破壊しようとしたことから、戦端が開かれる。この一戦から、長く膠着状態に陥っていた戦局が終結に向けて一気に動き出すと同時に、アムロ・レイという普通の少年を、戦いの表舞台=主人公に引き上げてゆくことになったのである。シャアが仕掛け、アムロが目覚めた。そういう意味において、シャア・アズナブルという青年は、アムロとともにこの物語を支える重要なパートを担っていくことになる。そして、視聴者からは、主人公アムロを越えるほどの人気を獲得することとなるのである。 まず、ストーリーの展開からだれの目にも明らかなように、主人公の「敵」である。主人公の属する連邦軍と敵対するジオンの軍人であり、しかも、敵方にさえ存在を知られるほどの凄腕のパイロットである。普段はマスクで顔を覆っているが、その下には驚くほどの美貌が隠されている。沈着冷静で、どちらかといえば人を見下すような態度をとっている。クールでニヒル、そしてエベレストのように高い自尊心。ダーティ・ヒーローの見本のような男である。おまけに彼は暗殺されたジオンの創始者ジオン・ダイクンの息子という「亡国の王子」的側面を隠し持つばかりか、この戦乱に乗じてザビ家打倒を果たすという、大きな野望を抱いているのだ。 こんな人物が主人公であったなら、この物語もさぞや痛快な大冒険活劇になったことだろう。しかし、あいにく彼に振り当てられたのは、どういうわけか全く冴えない主人公の「宿命のライバル」という役どころであった。 「赤い彗星」の異名をとるジオンのエース。冷静沈着で冷酷無比、実力で己の道を切り拓く青年将校。こうした彼の横顔は、周囲の人々の「評価」であって、彼自身の内面を何一つ物語ってはいない。アムロ・レイが本来主人公として持つべきであった虚飾性をすべて捨て去り、視聴者と「等身大」の人間として描かれたのとは対照的に、彼は人に心の内側を見せることはほとんどない。アムロが視聴者自身の写し鏡であったとすれば、シャア・アズナブルは、視聴者が「自分は人からこのような人物と思われたい」と思う人物である。彼は主人公から見れば大人だが、真の意味での大人ではない。まだ大人になりきれていない少年が、大人に対抗するためにかぶる「仮面」であり、過剰なニヒリズムは、まだ大人でないことを悟られないための武装なのだ。 アムロ・レイが、この物語の発端によって思春期という人生の激動期を迎えた少年とするなら、シャア・アズナブルは大人に対抗するために心を武装した少年の「なれの果て」としての青年である。それは本当の大人になることを拒否した「永遠の少年」であり、だからこそ成長してやがて「大人」になっていく少年アムロの宿命のライバルになったのである。 シャア・アズナブルは、続編では名前を変えて主人公と行動をともにするようになる。このキャラクターの人気が、そうさせたのであろう。しかしこれが、のちの主人公のあり方に重大な変化をもたらした。 シャア・アズナブルは、ジオン・ダイクンの遺児キャスバル・レム・ダイクンの演じる仮の姿である。彼はジオン・ダイクンの腹心ジンバ・ラルの尽力により、ザビ家の粛清を逃れて地球連邦に身を寄せた。そして16歳のとき、父を暗殺してジオンの実権を掌握したザビ家に復讐するため、単身ジオン公国に渡った。このときから、彼は偽名の「シャア・アズナブル」を名乗るようになる。 ジオンのザビ家は軍事政権であったことから彼は士官学校に入学。優秀な成績で卒業し、エリート将校として出世コースを歩み始めると同時に、デギン・ザビの愛息ガルマ・ザビの「親友」となる。開戦とともにモビルスーツのパイロットとして戦績を重ね、実力によってザビ家の面々に近づいていく。彼は戦乱に乗じて己の野望を達成しようと画策したのである。結果的にサビ家の人々はすべて殺害され、彼は見事に父の復讐を果たした。 シャア・アズナブルの最初の餌食となったのは、士官学校時代からの「親友」ガルマ・ザビであった。彼は連邦軍の新造戦艦ホワイトベースが、ガルマの搭乗した航空空母ガウを落とすために仕掛けた「罠」に気づき、これを逆利用して親友を死へと誘った。彼はガルマを死ぬようにし向けただけで、直接手を下してはいない。連邦軍のホワイトベース部隊と戦って討ち死にしたのである。 次に死んだのはドズル・ザビであるが、これにはシャアはまったく関与していない。このジオン一の猛将と死闘を演じたのはアムロであった。 ジオン・ダイクン暗殺を謀った当人であるデギン・ザビも、シャアの毒牙にかかることはなかった。公王デギンは連邦との和平を焦って自ら宇宙に出たところを、長男で総帥のギレン・ザビに連邦軍の艦船もろとも焼かれてしまった。そしてこの一件でキシリア・ザビはギレン総帥を「父殺し」と断定、射殺する。 結局、シャア・アズナブルが自らの手で殺害したのは、キシリア・ザビただ一人である。戦場から脱出しようとしているところを狙撃したのだが、このときジオンの敗北は決定的となっていた。 ジオン公国はザビ家独裁の上に成り立つ国家であった。つまりザビ家を倒せばジオン公国は瓦解し、戦争は終結する。ナチスドイツという独裁国家が、ヒトラーの自殺によって終焉を迎えたのと同様である。ザビ家の中枢を担った者はシャア・アズナブルの復讐に倒れたのではなく、自滅へと追い込まれていったのである。その原因はいろいろあるが、連邦軍がモビルスーツ開発に成功したために、戦略的優位性を失ったことが第一に挙げられよう。兵力では連邦がもとより圧倒的なのであるから、これに戦力を付加することができたなら、ジオンはもはや連邦の敵ではない。そしてジオンが敗北すれば、まちがいなくザビ家一党は戦犯として処刑されるはずであった。ザビ家の人々は地球連邦に裁かれる前に、自らの手で自分を裁いたといえよう。地球連邦軍こそが、彼らを自滅の道へ追い込んだのである。 シャア・アズナブルは優れた戦略家であるから、まさか自分が内部で攪乱しなければ連邦が自力でジオンを敗ることもできないと思うほど、連邦の国力をあなどってはいなかったであろう。ザビ家打倒のために、わざわざ「シャア・アズナブル」を名乗って単身ジオンに乗り込まなくとも、連邦がモビルスーツによる戦力差を解消すればそれでよかった。キャスバル・レム・ダイクンは、地球連邦で「エドワウ・マス」という名前を持っていたから、そのまま連邦軍に入隊し、パイロットになることは可能であった。彼ほどの能力の持ち主なら、間違いなく連邦軍の新型モビルスーツ「ガンダム」の正規パイロットに選ばれたであろう。連邦市民が何年も前に暗殺されたジオン・ダイクンの息子の顔や人柄を知っているとは考えにくいから、素性がバレる危険もよほど少なかったにちがいない。それなのになぜ、彼は敢えて危険を冒してまで「シャア・アズナブル」として生きる道を選んだのであろうか。 ジオン・ダイクンはザビ家に暗殺されたのであるが、それ以前に地球連邦に迫害されていたという。具体的にそうした場面が作中で描かれることがなかったために、その実情はよくわからない。しかしはっきりしているのは、連邦もまた、キャスバルにとっては容認しがたい「悪」であった、ということだ。彼は、自分の目的を果たすために、一時的にせよ「悪」と手を組むことを嫌った。ジオンにあってザビ家を敵対し、同時に戦場に出ることで連邦の悪しき官僚主義を叩く。彼が選んだのは、どちらの「悪」にも染まらない、孤高の位置に立つことであった。しかし、それでいてジオンの側に籍を置いたのは、彼もまた、ザビ家の「正義」に魅入られたからかもしれない。その演壇の中央に、自分でなくギレン・ザビがいることに、激しく嫉妬したからかもしれない。 いずれにせよ、彼は自分がどちらの「悪」にも属さずに、自分だけの「正義」を守るために「シャア・アズナブル」の道を選んだ。それを人は「ニヒリズム」という。裏を返せばそれは、「宙ぶらりん」ということである。彼にとって戦いは、自分自身が踏みしめる大地を獲得するものであった。それは「シャア・アズナブル」という仮面をかぶったままでは、決して達することのできない地平であった。 (2000.7.02)
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[ 180] シャア・アズナブル
[引用サイト] http://www.dsnw.ne.jp/~comet/hero/char.html
K (注: 今回はややシリアスにいきます)幼き頃に、何の罪もない両親を暗殺され、残された家族は妹一人だけ。そんな子供が大人になって、まずやることといったら、両親を殺害した人間への復讐であったとしても、けっしてお門違いとはいいきれないだろう。 そして復讐(リベンジ)という行動に、ドラマ性に富む人間の生き方であることに異論をほす人も少ないだろう…。 ロック 赤い彗星を語る前に皆さんには、まず『機動戦士ガンダム』の本編が始まる時のナレーションを思い出していただこう。「人口が膨れあがった人類が…」。 あまり知られていないが、『宇宙戦艦ヤマト』と並び称せられる超有名な『機動戦士ガンダム』は、単なる「モビルスーツ」やプラモデルよいしょのためのアニメではなく、宇宙に出た人類が、すべての人々が共感しあえる新人類へと覚醒する過渡期を描いた、宇宙時代を見据えた崇高なドラマである。 宇宙で暮らすようになった人類は、地球の重力から脱したことで、大半を眠らせていた大脳の機能を活性化させることができるようになり、「感応力」(テレパシーのようなものかもしれない)を飛躍的に拡大していくことになる。 ……というような「人類の覚醒」=『ニュータイプ理論』を提唱したジオン・ズム・ダイクンは、覇権をもくろむザビ家に暗殺された。彼らの住むサイド3コロニーは地球から最も遠い位置にあり、独立宣言をするには格好のロケーションでもあったのだ。 そのダイクンの子息であった「キャスバル・レム・ダイクン」と「アルテイシア・ソム・ダイクン」はジオンの腹心であったマス家の人間に養子として引き取られる。二人はそれぞれ、「エドワウ・マス」、「セイラ・マス」に名を変え、人知れず平和に暮らすことになる。 心身共に成長したエドワウはこの家を出て、縁故のないアズナブル家へ身を委ね、三度(みたび)「シャア・アズナブル」という偽名を手に入れる。 そして、亡き父の名を利用しジオン公国を名乗るザビ家の軍隊へ、士官候補生として入隊する。ザビ家の人間には幼き日の自分の素顔を見られているため、「酷い火傷がある」と偽り仮面を着用してのことである。すべてはサビ家に近づき、復讐を果たすためである…。 この後は、誰もがよく知る『機動戦士ガンダム』本編に登場する、真っ赤な軍服を身にまとった20歳のシャア・アズナブル少佐(物語後半では大佐)である。 男女問わずアニメファンにシャアが抜群の人気を得ているのには、様々なファクターがある。ちょっと思い当たる点などを箇条書きにしてみよう。 スマートな美形の敵キャラといえば、同作品放映以前からの、『勇者ライディーン』の「プリンスハイネル」から連綿と続くロボットアニメの不文律。さらにシャアは美形であるにもかかわらず、アニメドラマの終盤近くまでほとんど仮面を外さなかったその隠匿性と美徳が余計に支持を高めたようである。しかし、その瞳については「目つきがわるい」というアニメファンは多い。悲しみを背負ったするどい眼差しといってほしいな。 シャアが劇中でポツリという台詞はどれも格言(マキシム)じみていて、シャアを崇拝するアニメファンには言霊のように響くのだ。私は何度、「もうだめかもしんない」という時、彼の言葉を座右の銘にして励まされてきたことだろう。池田秀一氏の渋いすぎるキャラクターボイスは絶対になくてはならない要素である。喋り方が妙に大人っぽく、落ち着いていて渋い。きざなセリフが様になっているといえばこの人でしょう。 台詞の扱い同様、すべての挙動が颯爽としていてソツがない。大胆な行動もどこか洗練されていて、二十歳そこらの人間とは思えない「豊富な経験と度胸のよさ」を感じさせる。モビルスーツを始めとする抜群の操縦テクニックと卓抜な運動神経にも大きな魅力がある。シャアがニュータイプかどうかはあまり関係のないことなのかもしれない。(シャアがニュータイプかどうかの真贋論はガンダムアニメファンの中でもいまだに解答をみていない) 先述しているような、シャアを復讐鬼にかりたてたエピソードとその不幸故に応援したくなるファンも多いはず。一方で、その生き方を復讐から、徐々に人類のニュータイプへの覚醒をまつようになる一個人としての精神的成長こそ最大の魅力なのかもしれない。ちなみに「Zガンダム」に登場するシャアは弱い。それでも格好いいのだ。アムロに勝てないこと、人類の覚醒のこと、自分の運命のこと、ドラマの中で常に苦悩しいるシャアこそ、私たちのヒーローである。 さてさて、いろいろ私Kなりの御託を並べてはみましたが、文句なしにシャアはかっこいい訳です。彼の人気は、どっぷりつかった旧来のアニメファンでなくとも、かっこよさは伝染しているようです。 惜しむらくは、映画『逆襲のシャア』を最後にシェア・アズナブルは生死不明となり、リアルタイムのブラウン管(死語だな、死語! 今は液晶か、プラズマだ…)に姿を見せなくなったこと。熱心なファンにいわせると「もう新作で登場しなくてもあれでいい。変にイメージが崩れないから…」という意見も多数。どちらにせよ、永遠のヒーローです。 下に記したように、一言にシャアといっても、3代にわたります。ファースト(『機動戦士ガンダム』)の20歳と、ゼータ(『Zガンダム』)の27歳、と逆シャア(『逆襲のシャア』)34歳のシャア。 それぞれ人間としての年輪、キャラクターデザイン、その思想が異なり、魅力があります。20歳は純然たる安彦良和キャラで最もポピュラー。27歳は、安彦氏がキャラクターデザインを手がけたものの、作画は毎週の放映での担当の若手のセル画作画監督によってちょっと線の趣が違う。 34歳では、それまでと大きく変わって、北爪宏幸氏が映画全般のキャラクターを手がけたことでかなりちがったカクカクした顔つきになっています。オールバックだし。 Kは個人的にゼータにでてきた27歳のシャアが好きです。旧作からグンと大人っぽくなり、身長設定は175センチから180センチに、そして細身から筋肉質な体型になりました。 主役の座を降り、次の世代の成長を見守るその姿勢に、ゼータ放映当時、カミーユと同じ16〜17歳だったKはめちゃくちゃ理想の大人を観ていました。「ぼくも将来あんな大人になりたい」。でも、全然違う現実の今の姿がここに…。 ガンダムはファーストから20年以上を経た今もいまだにキャラクターグッズが安定して売れているロングセラーキャラクター。初めてガンダムをテレビで観た時は小学生高学年でした。その私も、20歳のシャアの歳になり、そして27歳のシャアの歳になり、そして2002年現在とうとう34歳のシャアの歳になろうとしています。うーん、なんか感慨深いものがあります…。 ところでKは、シャアのセリフの声真似が結構得意だったりします。彼とは、血液型(AB)と星座(蠍座)も同じ。どうせなら、ルックスも似てて欲しかった。…というのは贅沢ですね。 ティターンズは地球に魂を引かれた人々の集まりで、地球を食いつぶそうとしているのだ! ちょっと余談。シャアの名前について。本名の「キャスバル」、マス家に引き取られた時の「エドワウ」(←マイナーなので知らない人も多い)、ご存じ「シャア」、そしてゼータでの偽名「クワトロ」はそれぞれ、「1」、「2」、「3」、「4」という意味にもなるらしいのですが、その真偽のほどはKはわかりません。クワトロが4番というのはわかるのですが…。
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[ 181] コラム(妄想)3 シャア・アズナブルの罪状
[引用サイト] http://www5f.biglobe.ne.jp/~golgom/koramu3.htm
本サイトのコラムその1で、クワトロ・バジーナを「経歴詐称の大御所」と呼んだが、その後、実際に彼がどの程度犯罪に手を染めているかが気になりだした。そこで、世にも名高い(笑)彼の犯罪暦を記していきたい。 クワトロ・バジーナことエドワウ・マスことシャア・アズナブルことキャスバル・ダイクン(長いので、以下シャア)はジオン公国の士官学校に入学するため、「シャア・アズナブルという人物の戸籍を入手した」らしい。 合法に他人の戸籍が入手できるわけはないので、戸籍改ざんが確定。また、免許証等もシャアの名前で取得しただろうから(当たり前か)公文書偽造の疑いも強い。 また、後年「クワトロ・バジーナという連邦の大尉の軍籍を入手」してクワトロ大尉に成りすましているから、二度も同じ犯罪に手を染めたことになる。悪質といえるだろう。 ホワイトベースを追跡して地球に降下したシャア容疑者は、現地の指揮官であり友人でもあるガルマ・ザビ大佐の指揮下に入っているが、この際にガルマ大佐を謀殺している。上官殺しの大罪であり、軍法会議にかかれば極刑は免れない。さらに、ア・バオア・クー防衛戦ではキシリア・ザビ少将を射殺している。またも極刑ものである。 また、ララア・スン少尉とザンジバルの艦内でキスをしたことがある。作戦行動中ということを考えると(しかも出撃前)不謹慎極まりない。言っちゃ悪いが修正ものである。 クワトロ・バジーナを名乗り反地球連邦組織エウーゴに参加したシャア被告は、ブレックス准将の暗殺を契機にエウーゴの指導者といえる立場についていた。しかし、コロニーレーザーをめぐる攻防戦のなかでハマーン・カーンの駆るキュベレイと交戦となり、搭乗していた百式を大破させてしまう。やむを得ず、機体から脱出したようだが、どういうわけか、エウーゴに戻ることなく行方をくらませてしまう。彼がいなくなった後のエウーゴは、指導者を失ったために自然消滅に近い形で崩壊しており、当時の彼が置かれた立場を考えると無責任極まりない。あきらかな職場放棄といえる。余談だが、後年、第二次ネオジオン紛争においてブライト・ノア大佐が核ミサイルを使用してシャアを感嘆させたが、これはエウーゴに残って戦い続けたブライト大佐の、職場放棄したシャアに対する意趣返しと見ることも出来るのではないだろうか。 エウーゴから失踪したシャアはアクシズに潜入、ザビ家の忘れ形見であるミネバ・ザビ王女を連れ去っている。ミネバの保護責任者がハマーン・カーンだとして、犬猿の仲のハマーンとの間で合意に至って連れ出したはずがないので、あきらかに誘拐だ。しかも、当時のミネバの年齢は8歳。幼女誘拐となるとますます悪質だ。この誘拐の目的がいかがわしい行為なのかは定かではないが、当時女性関係で疲れていた(レコアには逃げられ、昔の女のハマーンと再会し、など)シャア被告なので、疑われてもやむをえまい。ミネバが自分の意思でついていったとシャアが主張するかもしれないが、ミネバの年齢を考えると、彼女の責任能力が認められることはあるまい。 後年、シャアはこりもせずに、連邦のアデマウアー参謀の息女であるクエス・パラヤをかどわかしている。今回は、クエスが自分の意志でシャアについていったとも考えられるが、クエスの年齢が14歳ということを考えると、やはり責任能力は認められまい。極端な話、アデマウアーが警察に捜索願を出せば、シャアは幼女誘拐の指名手配犯ということになる。さらに、クエスをモビルスーツに乗せて戦闘に参加させているが、彼女がモビルスーツの操縦免許を持っているとは思えないので、無免許運転の教唆(犯罪を指示した罪)の疑いも出てくる。 「逆襲のシャア」において、馬を走らせていた指名手配犯シャアはちょうど近くを通りかかったアムロ・レイと口論になり、殴り合いに及んでいる。その場は配下のギュネイのモビルスーツによって回収され、事なきをえた。が、乗っていた馬はどうなった?ほったらかしか?その馬が人を傷つけたりしたら、当然管理責任を問われるぞ。それに、この馬が自分の所有物であるにせよリースしたものであるにせよ野放しにしちゃまずいだろ。どっちにしたっておまわりさんに怒られちゃうよ。 「逆襲のシャア」において、シャア率いるネオジオン軍は核ミサイルを使用。さらにコロニー落としじゃないけどフィフスルナとアクシズを地球へ落下させた。ま、アクシズは阻止されたが、それでも南極条約違反であることは変わりない。が、この条約は違反したらどんな罰則があるのかはっきりしてないんだよね。 まあ、シャアのことだから、そこら辺の罰則規定があいまいなことを承知したうえで違反したんだろう。何せシャアですから。 以上が、私が思い当たる限りのシャア・アズナブル(すでにこの名前が偽名)の罪状である。私には法律の知識がないので、具体的に彼が何年刑務所に入る必要があるのかはわからない。詳しい人がいたら教えてください。
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