人類とは?


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人類とは?

[ 136] 日本生理人類学会
[引用サイト]  http://www.jspa.net/qualify.html

今日、生理人類学的な問題の捉え方や解決の方法は益々必要の度を高めつつあります。日本生理人類学会では、この領域に携わり得る人材育成のため、生理人類士認定制度を創設して今年で8年目を迎えます。この間に多くの方々が生理人類士に認定され、現在各分野において活躍されています。このような取り組みを踏まえて、資格内容の一層の充実を目指した取り組みを進めておりますので、少しでも多くの方々が受験下さるようお願いいたします。本制度における資格には次の3種の区分があります。下記(1)は大学や企業等において既に御活躍中で豊富な実績のある方々を対象としています。また、(2)及び(3)は、大学・短期大学等における学部から修士課程までの学生・院生や企業等において現在御活躍中の方を主な対象としています。
生理人類士1級の受験申込には下記の受験申請手続きが必要ですのでこの手続に従って申込んで下さい。
日本生理人類学会が発行する英文誌あるいは和文誌において、原著論文であれば1篇以上、原著論文以外であれば2篇以上の業績を有すること。
企業における生理人類学的な発想に基づく業績を証明する書類などの提示については特に形式を定めないので各位で工夫すること。
上記書類を揃えて角封筒に入れ、封筒表に「生理人類士1級受験申込書在中」と朱書の上、学会事務局まで郵送すること。また、受験・認定料については受験申込期間内に学会事務局へ払い込み、その領収書を各位で保管すること。
生理人類士準1級の受験申込には下記の受験申請手続きが必要ですのでこの手続に従って申し込んで下さい。
大学院、大学等で教育を受け、以下の(1)から(4)の各必要科目群において所定単位を満たすこと(但し、受験申時に必要単位数が不足していても受験できますが、受験後1年以内に必要科目群の単位を取得したことを証明する成績証明書の提出が必要となります)。なお、取得した科目が下記4項目の必要科目群のどれに該当するか不明な場合には各指定校責任者に照会してください。また、単位数は各教育機関の定める学則に準じます。
生理人類学について2単位以上を取得していること。生理人類学が開講されていない教育機関にあっては、(2)の中の4単位をもってこれに充てることがでます。
福祉系科目(例えば老人福祉論、社会福祉論、看護学等)、情報処理系科目(例えば情報処理、消費者情報論等)、行動科学系科目(例えば人間行動論、コミュニケーション論、人間関係論等)の中から、4単位以上を取得していること。
大学、短大、専門学校に在籍、あるいは卒業した方すべてを対象としており、日本生理人類学会の会員であることを問いませんが、大学院、大学等で教育を受け、以下の(1)から(4)の各必要科目群において所定単位を満たすこと(但し、受験申時に必要単位数が不足していても受験できますが、受験後1年以内に必要科目群の単位を取得したことを証明する成績証明書の提出が必要となります)。なお、取得した科目が下記4項目の必要科目群のどれに該当するか不明な場合には各指定校責任者に照会してください。また、単位数は各教育機関の定める学則に準じます。
生理人類学について2単位以上を取得していること。生理人類学が開講されていない教育機関にあっては、(2)の中の4単位をもってこれに充てることがでます。
福祉系科目(例えば老人福祉論、社会福祉論、看護学等)、情報処理系科目(例えば情報処理、消費者情報論等)、行動科学系科目(例えば人間行動論、コミュニケーション論、人間関係論等)の中から、4単位以上を取得していること。
生理人類士指定校に認定されている教育機関の在籍者及び卒業生は、必要書類として受験申込書(様式A-1)を受験申込期間内に直接各指定校責任者に提出し、受験料を納入して領収書を各位で保管すること。
生理人類士指定校に認定されている教育機関に所属しない者は、必要書類として受験申込書(様式A-1)、受験票用写真(サイズ:50×50mm、裏面に氏名を記入)、返信用切手(120円)をそろえて角封筒に入れ、「生理人類士2級受験申込書在中」と朱書して事務局まで郵送すること。詳細は後日受験を希望する地域の指定校責任者から指示連絡しますので、受験料を受験申込期間内に学会事務局へ払い込んで領収書を各位で保管すること。
必要書類として、受験申込書(様式A-1)、履歴書(市販品に準じたもの、写真不要)、受験票用写真(サイズ:50×50mm、裏面に氏名を記入のこと)、返信用切手(120円)をそろえて角封筒に入れ、「受験申込書在中」と朱書して事務局まで郵送すること。詳細は後日、受験可能な地域の指定校責任者から指示連絡しますので、受験料については受験申込期間内に学会事務局へ払い込んで領収書を各位で保管すること。
準1級及び2級の受験者に対して、学習の便宜をはかるために日本生理人類学会資格認定委員会では予想問題集を兼ねた自習用の受験テキスト「生理人類士入門」を出版しています。各受験申込者には1部を配布しています。指定校所属者の受験者申込者には指定校責任者から申込時に配布しますが、指定校に所属しない学生、及び、社会人の受験申込者については学会事務局から直接郵送します。
・納入された受験料はいかなる理由があっても返却いたしませんが、認定料については、試験に欠席、あるいは不合格となった場合にのみ返却いたします。
受験者が所属する教育機関は生理人類士指定校に認定されますと様々な特典があります。指定校の認定を受けるにはその教育機関のカリキュラムにおいて後述するような生理人類士準1級あるいは2級の受験資格の要件を満たす科目の開講が必要です。指定校申請希望者は下記a)〜 c)の書類を揃えて角封筒に入れ、指定校認定申請書在中と朱書の上、学会事務局へ郵送して下さい。資格認定委員会ではそれら書類をもとに指定校認定審査を行い、その結果を後日お知らせいたします。
なお、指定校の認定手続きは昨年度までは生理人類士準1級あるいは2級の受験資格のための開講要件科目に関する各教育機関のシラバス写しを資格認定委員会まで提出することになっていましたが、本年度からはシラバス写しの提出を不要とし、また、指定校認定申請料についても廃止することといたしました。従って、今年度から指定校認定のための手続きは大幅に簡略化されます。
代表者の署名と押印を必要とします。代表者には各教育機関の事情に応じて適切な人物を充てて下さい。なお、次項の指定校責任者予定者もこの代表者となることができます。
指定校責任者を1名定め、その連絡先などを記入して下さい。指定校責任者は当該教育機関における受験希望者を統括し、試験実施の際に問題用紙の管理、試験監督等の義務があります(詳しくは規則細則を参照ください)。
生理人類士準1級、2級の受験資格要件(1)から(4)の必要科目群に該当する教育機関のシラバス科目名のリスト一覧表を様式B-2用紙にて作成してください。また、単位数については各教育機関の学則に従って記入してください。なお、シラバス各科目がどの資格必要科目群に該当するかについては指定校申請者の判断によりますが、不明な場合には当資格認定委員会までご照会ください。
同じ教育機関等において複数の学部や学科をまとめて全体を指定校として申請することもできます。その場合には学科ごとにB-2の資料を作成して下さい。

 

[ 137] 人類の起源
[引用サイト]  http://www.s-yamaga.jp/nanimono/seimei/jinrui-01.htm

ヒト(人類)の祖先が、チンパンジー・ボノボの祖先と別れたのは600万年前〜700万年前くらいらしい。では、ヒトとは何か。これも生命とは何かと同じく難しい問いである。脳が発達して道具を使うことができる(チンパンジーやオランウータンも道具を使う)、複雑な言語体系がある、火を使用するなどのほか、他の類人猿にはみられない大きな特徴は、直立二本足歩行をすることであろう。犬歯が発達していないという特徴もある。
どうしてサルから別れたのかもよくわからないが、アフリカの乾燥化に伴い、森林の縮小、サバンナの拡大ということが背景にあるのであろう。すなわち、森林生活からサバンナでの生活へと、生活環境を変えざるを得なかったのかもしれない。
360万年前のタンザニアのラエトリ遺跡には二本足歩行のはっきりとした足跡の化石が残っている。当時はまだ脳の容量もチンパンジー程度、長い腕と短い足といったチンパンジー的な特徴も持っていた。大きさも110cm〜140cmとチンパンジーなみである。それより以前、450万年前〜430万年前のラミダス猿人がすでに2本足歩行していたという。ヒトへの分岐年代の見積もり法と、その結果については第4章進化も参照。
大きな流れは、猿人(アウストラロピテクス)→原人(ホモ・エレクトス)→旧人(ホモ・ネアンデルターレンシスなど)→新人(ホモ・サピエンス)であろう。
だが、化石人類にはいろいろな種類がある。それらのほとんどは、現生人類にはつながらない、子孫を残さずに絶滅してしまった種のようである。不思議なことに、こうした様々な人類はアフリカで誕生して、世界に散らばっていったらしい。なぜアフリカだけが、新しい人類発祥の地になるのかはわからない。ジャワ原人、北京原人などはアフリカに起源を持ち、アジアに進出して絶滅したホモ・エレクトスの一種で、彼らが現在のインドネシア人、中国人の祖先というわけではない。
アウストラロピテクスは、脳の容量は現在の人類の1/3程度、身長も110cm〜150cmとチンパンジーなみである。後期のアウストラロピテクスは常時かどうかはわからないが、2本足歩行ができたことは、ラエトリ遺跡の足跡化石などから確実である。有名なルーシーもアウストラロピテクスの一種に属する。
最初のホモ属がいつころ登場したかもよくわからない。どの人類化石をホモ属と認定するかにもかかっている。ホモ・ハビリスが確かにホモ属だとすると、200万年以上前にはホモ属がいたことになる。
ホモ・エレクトスは180万年前ころに登場する。これが真正のホモ属である。その起源はよくわからないが、ルーシーがその一員であったアウストラロピテクス・アファレンシスから出てきたという説が強い。ホモ・エレクトスになってはじめて人類はアフリカを出て(第1回目の出アフリカ)、アジアでも繁栄した。上に書いたジャワ原人や北京原人たちである。ジャワ原人はほんの数万年前まで生存していたという説もある。一方ヨーロッパのエレクトスは、ホモ・ハイデルベルゲンシスとなる。初期のホモ・エレクトスの脳容量は750mL〜800mL程度であるが、後期には1100mL〜1200mLにまで大きくなっている。
旧人は、現在の人類ではないが、ホモ・エレクトスよりは進化している化石人類である。ホモ・ハイデルベルゲンシス、ホモ・ネアンデルターレンシス(ネアンデルタール人)などが属する。ホモ・ネアンデルターレンシスは、数万年前までは生存していた地域がある。その場所では、現生人類(新人、ホモ・サピエンス)も同時にいた可能性が高い。二つの人類の関係、友好関係か敵対関係か、または完全に無視し合っていたのかかはわからない。
現在のホモ・サピエンスも10万年ほど前にアフリカで誕生して、世界中に広がっていったようである(第2の出アフリカ)。つまり、現在の人類はアフリカに起源を持つ単一種ということになる。ヨーロッパ人が「発見する」よりも前、ホモ・サピエンスは南アメリカの南端、太平洋の島々を発見して、そこに住み着いていた。
ホモ:ホモとは人類のことである。ホモ・エレクトスは「直立(2本足歩行)するヒト」、「ホモ・サピエンス」は考えるヒトという意味である。
ルーシー:アウストラロピテクスにはいろいろな種類がいる。その中のアウストラロピテクス・アファレンシス(アファール猿人)という種に属するものである保存状態の良い骨格が1974年に見つかった。たまたま発掘作業中にビートルズのルーシー・イン・ザ・スカイ・ウィズ・ザ・ダイヤモンドという音楽を流していたときだったので、ルーシーと名付けられた。約320万年前の化石である。
ホモ・ハビリス:リーキーによって発見された化石人類。器用なヒトの意味。230万年前から180万年前ころアフリカにいた。アウストラロピテクス(猿人)と、ホモ・エレクトス(原人)の中間的な位置にあると思われている。石器をつくっていたらしい。脳容積が500mL〜700mLとアウストラロピテクスより少し大きい。
リーキー一家:ルイス・S・Bリーキー(英、1903年〜1972年、ケニア生まれ、ケンブリッジ大学卒)は(2番目の)妻メアリー・D・リーキー(英、1913年〜1996年)と共に、タンザニアのオルドバイ峡谷で人類化石の発掘を続けた。その成果の一つが、1960年のホモ・ハビリスの発見である。メアリーはさらに、1975年にタンザニアのラエトリ遺跡で、アウトラロピテクス(アウストラロピテクス・アファレンシス)が2本足歩行した証拠である足跡も発見している。また、息子のリチャード・リーキー(1944年〜、高校を中退し正規の大学教育は受けていない、現地のサファリ・ガイドなどを経て人類学の道に入る)も父と同じように二番目の妻ミーヴの助けもあり、またミーヴ自身もいろいろな成果をあげている。さらにリチャード&ミーヴの娘ルイーズ(1972年〜、ロンドン大学で古生物を専攻)も加わった。
ルイス、リチャード父子は猪突猛進型、直感に頼りすぎていて科学的厳密性が足りないという評価があるが、彼らを含めて一家の情熱がこれまでの成果を生んだことは間違いないだろう。
なお、ルイスは若い女性(当時)3人を類人猿研究の道に誘い込んだという。彼女たちはジェーン・グドール(英、1934年〜、チンパンジー)、ダイアン・フォッシー(1933年〜1985年(密猟者に殺された?、現地の人たちよりもゴリラを愛し、現地の人に辛く当たることも多く、現地の人たちの恨みを買っていたという評判もある)、ゴリラ)、ビルーデ・ガルディカス(オランウータン)である。
オルドバイ峡谷:アフリカのタンザニアの北部、大地溝帯の中にある峡谷。断崖に200万年前から数十万年前の堆積層が露出し、様々な人類化石・遺跡が出るので有名な場所。
イヴ:細胞内のミトコンドリアは母方からしか受け継がれない。そこで、ミトコンドリア(の突然変異を解析する手法)を使うと、どの系統とどの系統が近いか、またいつころ分岐したか、そしてさらに母方の祖先を追うことができる。それによると、現生人類の祖先は、約16万年前(14万年〜29万年前)にアフリカに住んでいたらいいことがわかった(イヴ仮説)。この人類共通の祖先はイヴ(ミトコンドリア・イヴ)と名付けられた。もちろん、当時たった一人のイヴという女性だけがいたのではない。
アフリカ単一起源説:かつて、人類はそれぞれの地域で進化してきたと思われていた。例えば北京原人が中国人に、ネアンデルタール人がヨーロッパ人にという具合である。これを他地域起源説という。しかし、イブのところで書いたように、現在では現在の人類はすべてアフリカ起源で、アフリカを脱出したホモ・サピエンスが世界各地に散って、今日の様々な人種になったと考えられるようになった。これをアフリカ単一起源説という。見かけ上かなり異なるように見える現在の「人種」も、生物的には単一のホモ・サピエンスというものになる。他の化石人類は絶滅したという考えでもある。

 

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